無能すぎて生きるのが辛い

自分の生きた痕跡を残したくて始めました。

部品の仕分け作業の派遣をしていた時の話

こんにちは、たけおです。

前回の記事で書いた通り僕はちょっと前までアパートで一人暮らしをしていたんですが、生活が立ち行かなくなって実家に戻って来まして

で、また実家で暮らすようになったんですけど、

僕は以前から実家で同居してる兄夫婦とはあまり良好な関係が築けてなかったから、実家に戻って来てから物凄く気まずくて・・・

それにアパートを退去する際滞納してた家賃とか光熱費を親に建て替えて貰ってたから親に対しても負い目みたいなのがあったから余計肩身が狭かったんですね。

そんな訳で一刻も早く家を出るために仕事を探してて、そうして就けたのが工場の派遣社員の仕事でした。

その工場はいろんな電子機器を製造している会社なんですけど、その中でも自分は部品を管理している部署に回されまして、

そこで何をするかと言うと工場では製品を作るために材料となるいろんな部品を仕入れるのですが、その仕入れた部品を指定された数ごとに仕分けする作業があって、僕はそれを担当していました。

で、自分は佐藤さんっていう女性社員の人から仕事を教えてもらってたんですけど、僕はこの人が凄く苦手で・・・

というのもこの佐藤さんという人は、人の噂話とか陰口なんかをよく話す人でして、

休憩時間なんかは工場でよく見掛けるあの社員の顔がお笑い芸人の誰それに似てるとか、別の部署のオッサン社員がどうのこうのとか・・・

そんな話ばかりしてて、

他にも他人の容姿とか身体的特徴を小馬鹿にするような事ばっか話してるんですよね。

それが僕は凄く嫌で、なんというか「仕事でミスとかしたらこの人に陰口叩かれるんだろうなぁ」とか考えてしまうんですよ。

で、仕事を始めて2日目でしたかね、その佐藤さんって人が休憩時間に僕の事を話してるのを聞いてしまって・・・

僕は結構腰がこることが多くてそれで腰に手を当てて伸びをするような動作をよくやってたんですけど、

なんかそれが佐藤さんの目に留まったみたいで、

「あの人いつも腰に手を当てるけど、そんなに腰痛いアピールしたいのかな」

みたいなことを言ってるのが聞こえてきて、それが本当にショックでした。

自分は別にアピールとかじゃなくて、ただ純粋に腰がこるのでそういう動作をしてただけなのに

それ以来自分の一挙一動を監視されてる気がしてしんどくて、

特に僕が配属された部品管理の部署は部屋がそこまで広くなくて、複数人が机に向かい合って作業するから何をするにしても他人の目があってそれが僕にはきつかったです。

部品の仕分け作業は基本的に一人で黙々とやる仕事なのでそこは良かったんです。

ただ扱う部品の種類がかなり多くて、部品ごとに仕分けのやり方が違うんですね。

ケーブルは5本ごとに輪ゴムで縛ってそれ専用の袋で仕分けて、
2種類のケーブルが来たら一方のケーブルともう一方のケーブル2つで1つとして数えるとか、
表示素子はクッションに刺して固定して箱に入れて動かないようにエアキャップを詰めるとか

ひとつひとつ書いていったら切りが無いんですけどとにかく覚えることが多いんですよ。

で、自分はその都度さっき書いた佐藤さんっていう女性社員の人からやり方を説明されるんですけど、僕は物覚えが悪くて理解力も低いほうでして・・・

人の話を聞いていてもうまく頭に入っていかないと言いますか、常に頭の中が散らかってるような状態なんですよね。

だから上司からの指示を誤って解釈してしまったり、人とのコミュニケーションにおいて齟齬が生じることがとにかく多くて・・・

その上自分には相手の話をよく理解してないにも関わらず反射的に「はい!」って返事をしてしまう癖があって、

この仕事でも佐藤さんからの説明をよく理解してないに「分かりました」と返事をして、間違ったやり方で作業を進めてしまうってことが多々ありました。

そんなんだから佐藤さんの僕に対する態度もちょっとづつ冷たくなってきて、

最後のほうは

「分からないことがあったら聞いてくれればいいから!」

ってかなり不機嫌な口調で怒鳴られて
かなり凹んだのを覚えてます。

あと、仕分けが終わった部品は指定された棚に入れるんですけど自分は入れる棚を間違えて注意されることが何回かあって・・・

他にも仕分け作業をしてて部品の数が足りなくなることが結構あってその都度佐藤さんに報告するんですけど、

あまりにもその回数が多いから佐藤さんがもう一回数え直したら今度はちゃんと数が揃ってて・・・凄く気まずかったです。

先に書いた通り、佐藤さんっていう女性社員さんは苦手だったけどその他の社員さんは基本的に優しくて、コミュ障な自分にも気さくに声をかけてくれる良い人達ばかりでした。

この仕事を続けたら自分が無能なのが完全にバレて、この人達からも嫌われるんだろうなって思ったらなんか辛くなって・・・

そんな訳でその工場の派遣は2週間で辞めてしまいました。

・・・そんな話です。